宇都宮の西北10km、多気山(376m)の中腹に位置し、
弘仁13年(822年)、日光開山勝道上人の
弟子尊鎮法師により創建されました。
当初は馬頭観音を御本尊としていましたが、建武2年(1335年)8月1日、宇都宮9代城主藤原公綱公により
今の本尊不動明王が御本尊として氏家の勝山城から当山に遷座されたのです。
不動明王は真言密教の主尊である大日如来の化身とされ、多くの信仰をあつめている仏です。
当山の御本尊不動明王は天歴3年(949年)3月28日を選んで、源頼光が多田滿仲の子、多田の法眼(円覚上人)に作仏を願い、吉野山中にこもり一刀三礼のもとに彫り上げた霊像です。